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拘束する
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「何を言っているのかよくわからないが...とりあえず、退いてくれないか」
押し倒され、しかも馬乗りされているというのに片瀬拓真はいまだいつも通りの態度で僕にそう言ってきた。
危機感というものがないのだろうか。
まあ、暴れられるよりはマシだから好都合だ。
「退くわけないだろう? やっとこうやって、片瀬くんと一対一になれたんだから」
「...どういう意味だ?」
「君は知らなくていい」
ポケットの中に入っていたハンカチを取り出し、片瀬拓真の腕を拘束した。
サイズが大きめのハンカチを持っていてよかった。
「おい...椎名!」
流石の片瀬拓真でも、この状況は危険と判断し、焦りの表情を見せてきた。
残念。
もう遅いよ。
「江本くんと付き合ってるんだったら、勿論こんなこともした仲なんだよね?」
「こんなことって...何を......ひっ!」
片瀬拓真の耳を軽く甘噛みすると、片瀬拓真は怯えたような声を出した。
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