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七夕 2015-4
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「つまり...短冊に大人になりたいって書いたから、大人になった...てことか?」
「うん!僕早く大きくなりたくて一生懸命書いたんだよ...っ」
機嫌を直した麗と並んでソファに座って麗の話を聞いていた獅琉。
麗は短冊に書いた願い事が叶ったんだと嬉しそうに話している。
たどたどしく日本語を話していた麗が流暢に日本語を話していることに、どうしても違和感を覚えてしまう。
でもコイツは麗で間違いない。
こんなに綺麗なアルビノはなかなかいないし、俺が麗を間違えるわけない。
「...そっか」
「しー、嬉しい?」
「んー...嬉しい、というよりは...」
獅琉は顔立ちも雰囲気も大人っぽくなっている麗を観察する。
ぱっちりとした瞳は少し垂れており、全体的に少し肉付きがよくなっている。
普段は膝程まであった獅琉のシャツが、今は太ももくらいまでの長さになっており、そこからスラリと伸びる白い脚にどうしても視線がいってしまう。
なーんか、エロくなってるんだよなぁ...
幼さがなくなって妖艶な雰囲気さえ漂う麗に微妙な気持ちになる獅琉。
また変な虫が寄ってきたらどうすんだよ...
「しー?」
身長差が縮まったお陰で普段より近くなったその綺麗な瞳がじっと見つめてくる。
ダメだ。見せない。
誰にも。
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