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見えた。
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あらすじ。
【目をくれるそうです。】
ずっと握っていた縄から手を離し、自分の目をこすった。
「ひっ…うぅっ……」
『どうしたのだっ?やはりどこか…』
「そ…そら、かみぃ……涙が…止まらなっ」
次から、次へと溢れてくる。
止まらない。
怖い。
『神太、神木を見ろ。
お前に目を与えよう…』
「な…なんで今なんだよぉ…」
こういうときは…慰めるのが普通だろ。
けれど、僕は神木を見た。
神木に結んであるしめ縄に、何か書いてあった。
目を懲らそうとすると…!
スゥゥッ
「うわわぁっ!!」
光が!!目の中に!!??
僕は体制を崩し、倒れ込みそうになった。
けれど。
すれすれのところで、誰かに支えられた。
「っ!…あれ、いたくな…」
『神太…見えるか?』
金髪…なのか、光っているのか。
白い肌に、黒い目、華奢な腕に、長い髪。
空の色をした、透き通るような青い和服。
「え?…空神…?」
『うむ!我が空神ぞ!』
そう自慢げに笑う容姿端麗な男…。
想像と違う!!!
僕は…気を失った。
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