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狗神持ちの犬。
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あらすじ。
【犬は狗神らしい。】
「えーっと...狗神って何なんだ?」
僕が2人に聞くと、2人とも驚いて。
「お前、知らないのか!?神主のくせに!?」
『むぅ?神太は知らぬのか?』
と言われた。
なんか腹が立った。
「なんだよ...知らなくちゃダメなのかよ?」
僕がムスっとすると
『ふっ...はははっ!
そうかそうか!拗ねておるのだな!』
「なっ!!拗ねてねーし!!」
顔を真っ赤にして反論する僕に、空神は笑って僕の頭を撫でた。
『少しづつで良い...そんなに焦らなくてもお前は我の傍にいるだけで良いのだ。』
何も知らなくていい。
と空神はポソッと呟いたのを、神太は聞いていた。
「あのー...良いか?」
犬が申し訳なさそうに、言ってきた。
そりゃ、こんなにラブラブした痴話喧嘩みたいなの見せられたら、そうなるだろう。
そう思うと、ものすごく恥ずかしい...。
『うむ。
お前、名前は何と言う?』
「狗神、大和と言います。」
やまと...って言うのか。
うっかり、犬って口に出そうだった...。
『そうか...根っからの狗神持ちの家なのだな。』
空神がそう言うと、大和は俯いた...。
「大和?」
「なぁ...神太は見える人なんだよな?」
大和は顔をゆっくり上げながら僕に聞いてきた。
「そりゃ...そうだけど......?」
僕がそう言うと、大和は土下座をして...
「お願いだ!!!!!
俺の狗神をどうにかしてくれ!!!!」
そう言った。
僕も、空神も...大和の迫力に驚いた。
けれど、驚くのはそれだけじゃなかった。
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