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はじまり。2
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教室を出て 担任の青木の
すぐ後を歩くこと数分、職員室に着いた。
扉を開き 青木と一緒に中に入るが
叱られるという不安でいっぱいで
失礼します。の言葉さえ震えてしまう。
そんな気持ちをよそに
青木は自分の席に腰を降ろすと
遅れてきた僕の方に身体ごと向ける。
考えすぎなのか 青木の表情が険しい。
あぁ、僕 これからどうなるんだろ…
なかなか話を始めない青木の沈黙が
余計に不安を煽り、
二人は数秒ほど見つめあった。
先生の口から言いにくいほどの
ことなのかな…
今回のテストも普段通り
上位5位以内には入ってたし、
提出物も期限内にだしている。
もちろん無遅刻無欠席を今日も更新したし…
ゴクリと唾を飲み込むと同時に
青木はゆっくりと息を吸い込み
口をひらいた。
「笹岡…お前を 保健委員に任命したから。」
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