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「俺は秋月空太(あきづき そらた)、お前は?」
目の前の、チャラ男もとい秋月は僕に名前を尋ねてきた。
…名乗られた以上、言わないと…
「……水野(みずの)、って言うんだ…」
少し不自然だっただろうか。
秋月は苗字だけだったことに疑問の表情を浮かべていたが
「まあどーでもいいけどさあ、俺今日女の子と遊ぶから金貸してくんない?いつか返すから」
いきなりそんなことを言ってきた。
目の前の本人に気にした様子はない。
「いや、それはできないよ。僕たち知り合ったばかりだし…」
面倒臭くなる前に断って帰ろうとしたが
「はぁ?出せよ水野、そんぐらい持ってんだろ」
お気に召さなかったらしい。
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