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さんじゅうよん
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田端におやすみと言って自分は一階のリビングへ。もちろんソファで寝る為だ。
枕代わりのクッションとブランケットをもそもそ持ってきてソファにドサッと倒れこむ。持ってきたブランケットを鼻までかぶって今さっきの事を思い返す。
思い返して分かったことは、"田端が可愛い"という事だ。もう俺頭やばいやつだろ。
風呂から上がった時からヤバかったもんなー。血色よくなって顔とかうすーくピンクだったし。んで、当たり前だけど俺が貸した服着てるし。そんでもってさ、今は俺のベッドで寝てるんだろ?やばくね?やばいしか言ってないけど兎に角ヤバい。
そんでもってかなり自意識過剰な事だとは思うけど、おやすみって言った別れ際。田端なんとなく寂しそうに見えたんだけど。って、そんなわけねぇよなー。流石に寝るときくらいは俺みたいなのとは離れたいよな。うるさいし。自分で思ってて悲しい。
「はぁ…明日何時に起きっかなー」
ぽつりと呟いた言葉はリビングに消えていく。高岡達が泊まった時もジャンケンでソファになった奴はこんな感じで寂しさを味わうんだよなぁ。
手元のスマホのアラームを適当にセットしてLINEの返信も済ましてゲームのアプリ開いて体力消化しといて…と。
やる事なんもねぇし寝よう、と思ってもどうしても頭に浮かんじゃうのは田端の顔。
もう寝たかな?とか妙にソワソワしちゃって俺が寝れない。1人になった途端田端の事考えちゃうとか、俺だいぶ絆されてない?
田端が俺の家来て、俺の家泊まって、俺の服着て、俺のベッドで寝てる…
「あーー‼︎マジかー!うおっ、いってぇ‼︎」
変にテンション上がってソファでゴロゴロしたら落ちた。
これ以上静かにぼーっとしてるとさらに眠れなくて寝るタイミング逃すような気がして無理矢理にでも寝ようと試みる。
「はぁ……北村にスタンプでも大量投下しとくか…」
羊数えるノリで北村のトークにあおり系のスタンプをぽちぽち送ってるうちに俺は眠りに落ちたみたいだった。
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