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怒りby栗橋
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春斗は、気だるそうに帰ってきて
掃除もせずに百面相をしてる。
青くなったり、赤くなったり、突然叫んだり
見ているだけで笑えてくる。
「…仁、俺、少し頭を冷やしてくる!」
「いってらっしゃい」
突然決意して、飛び出していく
頭で考えてると、思いきや
意外と突発的。
「ふっ…」
猪突猛進。
本当、可愛い
ブーブー
春斗の携帯が鳴った。
ちょうどテーブルの上にあって、うるさいから場所をうつそうとする。
「…かわ、しま?」
川島 英?
川島ってあの時、春斗をやろうとしてた?
なんで、こいつから連絡がくる?
ブーブーと鳴り続ける携帯を握りしめて
アホみたいに立ち尽くした。
「…ごめん!春斗っ!!」
通話ボタンを押す
『あ、はる?昨日は楽しかったね!!
あんなにヨガって本当、はるはエロいね。』
「……」
『もしかして、あれで最後だと思った?
残念!あの時にどろどろのはるを写真に撮ってあるんだよ?』
「……」
『…栗橋の人に、迷惑かけたくないんだろ?
だったら…わかるよね?
明後日…待ってる』
「電話番号、間違えてますけど」
『あえっ!す、すみません!』
一方的に川島は言って、通話は切れた。
どういうことだ?
昨日、春斗は友達の家に行くと言った。
嘘か
嘘をついてまで、こいつに会いに行ったのか?
腹の中をぐるぐると暗いものが蠢く。
川島会いたいとでも思ったのか?
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