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「さぁ、ご飯が出来たぞ」
陽さんの呼びかけで俺たち3人はテーブルに集合した
そこにズラリと並べられたご馳走の数々。
その殆どが洋食で
スパゲッティー
サラダ
チキン
ピザ
ラザニア……
など、とにかく沢山の料理が並べられて俺は驚いた
10人以上のパーティーで食べる量くらいある
こんなにたくさん本当に食べられるだろうか……
「わぁっ……
陽一!今日もすごいご飯の量だねっ」
「あぁ。なんたって今日は悠やトトもいるからな
つい嬉しくて、いつもの倍は作ってしまった」
陽さんは頭を掻き照れくさそうに話すが、本当にすごい量だぞ
俺、残さないで食べれるかな。
「「じゃあ、いただきまーす」」
「い、いただきます」
「…………ます。」
陽さんとロアは2人でハモって元気よくいただきますと言ったが、俺はつい言葉がつまってしまった
トトはすごく小さい声だったが、ちゃんといただきますと言っている
まぁ、初めに俺が丹念に教えたからな。
みんなご飯を食べ始めたので、俺もチキンの皿を1つ手にとった
そしてチキンを食べやすいように一口サイズに切り、恐る恐る口の中にいれるとーーー
「……おいしい……」
思わず、ポロリと…美味しいって言ってしまった
何だこれ、めちゃくちゃ美味いぞ
一口食べた瞬間にパリパリの鳥の皮とジューシーな肉が相まって絶妙なハーモニーを生み出している
俺はあっという間にチキンを平らげてしまい、他の料理にも手を出す
どれも味がちょうど良くて、すごく美味しい
「っ…陽さん!めっちゃ料理上手ですね
どれもこれもすごく美味いです!」
「本当?それはよかった。
気にせず、どんどん食べてくれ」
俺は食べる手が止まらず、バクバクと色んな料理を食べていく
その食べっぷりを見て、陽さんもニコニコと嬉しそうに笑っている
意外だったのは、ロアがあんな小さい身体なのに
俺より食べる量が多かったこと
大半はロアが食べてくれて俺は助かった
ーーーーーー
「「「ごちそうさまでした」」」
「……した。」
それから一時間後、俺たちはご飯を食べ終えた
結局、一番食べたのはロア。
次に陽さんと俺で、普通の量を食べた。
一番少なかったのはトト。アイツはダイエット中の女子が食べるくらいの量しか食べなかった
きっと、トトはこっちのご飯はあまり好きではないのだろう
人形にもそれぞれ個性があるんだな
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