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僕はモテる。
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僕はモテる。
いきなりなんだって、思うかもしれないけど、僕は昔から女にも男にも、モテる。あ、僕はナルシストでも無いよ。
女装をするようになってからは、女子からの告白はかなり減った。
でも、男からの告白はどんどん増えていった。その、男からの半分は、僕の事を女だと思っていたらしく僕が男だと分かると潔く諦めてくれた。
でも、中には男でも構わないから付き合ってくれ、という奴らもいる。
そんな奴らが集まって出来たファンクラブまであるらしい…。
でも、そんな奴ばっかりじゃなくて、中には僕の事を嫌だと思う奴も結構いる。
あんたに彼氏が取られた!
だとか、
お前のせいで彼女に振られた!
だとか…。勘弁してよね。
で、昔から嫌がらせとかも結構あったんだよ。ちょっとした嫌がらせね。
でもこれはさぁ。何というか…
「んー……少女漫画の読みすぎ…?」
僕は朝いつも通り学校に来ていた。
学校に来て靴を履き替えようと下駄箱に行くと、僕の下駄箱に紙が入っていた。
ラブレターかなっとか思って見ると、
紙には
『今日の放課後校舎裏に来てくれ
東雲』
校舎裏って…
先輩の字と全然違うし、アホ先輩のファンかなー。モテる男?女?は辛いぜ…つって。
んー…行ったら僕何されるんだろ。
……_____
「せーんぱーい。どこですかー。んー、いないなっ?!うわぁ?!な、何だよ!!」
「あんた、気に入らないのよ!東雲君にちょっと優しくしてもらったからって!」
「は?!意味わかんねえ?!てか、離せよ!!」
「なぁー、ほんとーにヤっていいの?」
「いいわよ」
「は?!ヤ、ヤるって?!ちょ、やだ、離せよ!!あ、あぁ?れぇ?」
_____……
「なーんてね」
はぁ、僕何考えてるんだろ。
バカバカしい。
僕は紙をビリビリに破って捨ててから教室に行った。
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