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生徒会長様
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扉が開いた。
真っ暗だった体育倉庫に突然の光は目に良くなかった。
そんな事より扉が開いた!
これでやっとこいつに解放される!
そんな事を思いながら井下を見ると顔は真っ青で硬直状態だった。
どうしたんだ?
こんなところ見られて焦ったのか?
「…ねえ……何してんの?」
その一言で井下はビクッと大きく震えてからビクビクと小さく震えていた。
それにその声は俺も聞き覚えがあるような気がした。
確か…えーと…放送とかで聞いたような…
「か、かい、ちょう…」
あぁ!そうだ生徒会の会長の篠田鈴(しのだ りん)だ!!
てか俺なんでこんな事考えてんだよ。
早くここから出たい。
…なんだよこの空気~!!
「そ、その…す、すいましぇんでしたぁぁ」
うお、噛んだ。
井下は自分の脱いだズボン、下着をはかずに持ったままどこかえ走っていった。
残された俺はマットの上に下半身裸のまんま横になっていた。
今すぐにでも脱がされたものをはいてこの場から立ち去りたいけれどだるい。
頭が痛いし、足や腕に全く力が入らない。
「…あのヤロー、2回も媚薬飲ませやがって…」
とボソッと小声で呟いたはずなのに篠田には聞こえていた。
地獄耳だなぁー
「2回も飲まされたの?ごめんね。」
申し訳無さそうに頭を下げる篠田。
「なんでお前が謝るんだよ。」
「…同じ生徒会として。彼は生徒会の書記なんだよ。だから、本当にごめんね。」
なんだよそれ。
お前は悪くないのにまるで自分が悪いかのように謝る篠田に少しイライラした。
俺は少し頬を膨らましながら
「……お前は悪くないだろ」
と、言うと篠田は驚いた用に目を見開いた。
「…可愛い過ぎるよ……」
「ん?何か言ったか?」
「い、いや。何でもないよ。」
と言いながら自分の顔を手で隠す。
ん?…なんか…
……篠田顔赤くねえか?
まぁいいや。
あ、それより媚薬まだ抜けてない。
どうしよ。
てか俺はいつまで下半身裸の状態でいるつもりだ。
「どうしたの?媚薬のせいで力が入らないの?」
「ま、まぁ…」
俺がそう言った後に篠田がニヤリと笑ったように見えた。
「じゃあ……
僕が抜いてあげようか?」
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