アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
正体
-
「たっだいまー。じい」
そう彼が元気よく向かって言った相手は、初老を過ぎた男性だった。
「おかえりなさいませ坊ちゃま」
「ちょっと今連れがいるから、部屋に案内するけど静かにしてってメイド達に言っといて」
ええええ…この人一体何者⁈
「ごめんな誠也。驚いたよな」
いきなりの呼び捨てですか。
だけど、そんな疑問を持つことすら馬鹿らしくなるくらい…この部屋の広さに圧倒された。
「そーいや、自己紹介まだだったな。俺は徹。篠崎 徹」
よろしくな…そう言って差し出された手はとても大きくて、握った時の体温が温かくこちらにまで伝わってきそうだった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
6 / 39