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何が起きたか。俊哉side
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「今の忘れてっ」
走り去る神崎さん。
その後ろ姿に、体育館裏のことを思い出した。
あの子なの?
まじで?
「…鈴木くん、ごめん」
三國くんが、俺を見ずに謝る。
何に対してだろうか。
返事を遮ったことだろうか。
「…いいよ、むしろありがと。」
俺は、気づかずにあの子を好きになっちゃうところだった。
一度あの子に抱いた嫌悪感。
あの子の顔が見えなかったから、あの子だと気づかなかった。
「あのさ、俺…」
「なに?」
「…なんでも」
三國くんが何かを言いかけて、やめた。
その横顔は、なんだか悲しそうだった。
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