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「悪い。俺お前のこと彼女って思ったことないんだけど」
「は!?
何それ!」
こっちが聞きてぇわ。
いつ付き合った事になったのか。
まだ着いてくるさりなを無視して靴を履き替えるために立ち止まると、さりなが手を握ってきた。
「ちょっと待ってよ!
さりなの事騙してたの?」
「は?
騙す?
何のために?」
「…さりなのこと好きじゃなかったの?」
「うん」
正直に答えると、漸く手を離してくれた。
俺は靴を履き替えて校舎を出る。
さりなはもう着いて来なかった。
はぁ…やっと解放された…。
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