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ご注意ください by澪桜
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「一旦響也のとこ行ってくるから待っててね。」
俺の家に連れていくことを響也に伝えておいた方がいいだろう。
本当は伝達は橙真にした方がいいんだろーけどきっと今頃旭陽君とさぞ盛り上がっているであろうからな。
そんな所に乗り込んで命を落とすのは惜しい。
「響也どこにいるんですか?」
一旦落ち着きを取り戻し安定した碧都はまた敬語で喋っている。
さっきの切羽詰って困ってた時は普通に話してたのに。
「俺の部屋だよ。元々俺ここでヤンチャしてたでしょ?今も時々診察で帰りが遅くなるとそこに泊まるから部屋が残ってるんだよ。じゃ、行ってくるよ。」
ドアを閉めるときに見えた碧都の顔が寂しそうで抱きしめたくなった。
……コンコン(起きてるか……?
「……誰だ。」
怖っわ。まぁ、この時間だしここヤクザの屋敷だししょうがないか。
「俺だよ、碧都。ちょっといいかな?」
ガチャッッ
「すいません分かんなくて。」
礼儀正しい響也の事だからきっと俺にドスの効いた声で喋ったことを気にしているのだろう。
「いいよー。ちょっと中入れてもらえる?」
っても俺の部屋だが。
「はい。どうかしましたか?」
「今日碧都くん貰ってくね。」
驚く響也。
「そんなにあいつ悪いんですか??」
「いや、体は大丈夫だけど精神的にね?それに本心を普段表さない様な子に助け求められちゃ男として黙っておけないじゃん?」
「なるほど。でも珍しいですね碧都が本心をさらけ出すなんて。相当澪桜さんに懐いてるんですね。」
「そこまで驚くことなの??」
「はい。アイツは大抵どんなに辛くても人に縋り付いたりしないですよ。あいつも色々あるんで俺からは真実をいう訳にはいきませんけど、もし碧都が自分から話をする時には良かったら聞いてやってください。」
響也は碧都の過去についてよく知っているらしい。
「分かった。教えてくれてありがとう。今日はこの部屋使ってくれて構わないから。」
「そうだ、澪桜さん。1つ忠告が。澪桜さん男もイケるタイプですか?」
??なんだ。
「タチなら全然イケるけど?」
「碧都は、まぁ、過去がかなり絡んでますけど一定期間誰かにヤられ無いと欲求不満で凄いことになるんで気をつけてくださいね。」
なんかすごい設定きた。
つまりセックスが最早中毒化してるってことか。まぁ、なんとなく納得できるな。
「でも、その一定期間のノルマが良ければ大丈夫なんでしょ?」
「俺ら今大切なヤツ探してて碧都はそれどころじゃないと思うんです。……まぁ、よろしくおねがいします。」
……。
「おやすみなさい。」
……バタン。
その時考えよう。
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