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成敗
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「なんでテメーがここにいんだ?」
「お前ら、随分とまぁ、湊翔を可愛がってくれたようだなぁ?おい、お前らのお望みの俺が来たぜ?ずっと殺りたがってたんだろ?今から殺ろうぜ?」
「あぁ?こっちは今テメーにかまってる暇なんて……バキィィィ」
「動きが遅い。」
怒りの沸点をとうに越していた響也は喋り終わるのを待つ前に殴りを入れた。
「こっちは、お前んとこのお偉いさんから直々に成敗してこいって命令されてんだよ。あー、腹立つ……」
「なっっ!……っおい!お前ら、コイツらぶっつぶせ!!」
「「おぉぉぉぉ!」」
するとボスの合図で男達がいっせいに殴りかかってくる。
……が、響也も碧都も綺麗にそれを躱し、一人ひとりに的確な一撃を与えている。
ゴスッッ、ゴスッッ、ゴスッッ!
「ぐぁぁぁっっ!!」
「ごめんな?、悪く思わないでね?」
殴りながらそんなことを言う碧都。
微塵も思ってないだろうに…。
「うるせぇーんだよっ!!」
油断していたのかその瞬間碧都の目の前に拳が向かってきていた。
……っっこの距離じゃ避けられねぇ!
そう思った時──
ゴスッッ
「俺のモンに触ろうとしてんじゃねぇよ。」
鬼の形相をした澪桜が立っていた。
「あぁ?んだよ、オジサン?」
「あはははっ、俺ももうオジサンだよなぁ?年取ったわ。……でも、年取ってても技は健在なんで?しかも俺も一応本職のモンだから?チャカ使って脳天ぶち抜く事もできる。この世界じゃたった一つの判断で命とりになる。覚えとけ?」
澪桜さんは最高にかっこいい。
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