アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
決着
-
響也と碧都が殴り合いを始めてからはや5分、床にはぐったりと倒れた男達で溢れていた。
残るはボスと幹部のヤツ1人。
「碧都そっちいけ、ボスは俺がやる。……よぉ、最後は堂々とサシで殺ろうぜ?」
「はっっ、俺とサシで殺ろうってかぁ??いい度胸だ、ぜっっ!」
そういった瞬間キラリと光るモノ。
「危ないっっ!!!」
グジョッッ
……
「てめぇ何してんだよ……。」
「はっ、てめぇを刺そうとしたらコイツが勝手に飛び込んできたんだよwww」
目線を下に落とすとナイフが刺さったまま血が流れ出ている左腕を庇いながら顔をしかめている碧都が目に入る。
一瞬のうちに遠くにいた澪桜さんがもう1人の幹部のヤツを瞬殺して倒れそうな碧都の体を支えていた。
……こんなにも無駄にキレそうなのは初めてだ。
元からこのところ虫の居所が悪かった。
「おい、どっちがいいか?選ばしてやるよ。右か左か」
「あぁ?何のことだよwww」
「折る腕に決まってんだろ?……あぁ、両腕希望か?いいぜ、望みを叶えてやるよ。」
ゴキッッ
……
ゴキッッ
「あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!」
すぐさま相手の正面に背中をつけ、腕を持ち上げて自分の方に叩きつけた。
そうすれば簡単だ。
「ギャァギャァ騒ぐな、うるせぇ。どーせ、折れたっつっても肩関節外れたぐれぇだろ。」
そこは軽く地獄絵図のような光景になっていた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
93 / 212