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いつも眠いの
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「もらっていいの?」
「うん。ショートケーキ以外は食べていいって」
「あぁ…」
なんか可愛くてほっこりする。
真山は甘党なのかなって思ってたけど、遺伝なのかもしれない。
「持ってくるよ。待ってて」
「おー、サンキュ」
真山を見送って、一人になった部屋。
あったかくて眠くなってくる。
(あー…このまま寝たい……)
そういえば、すぐそこにある真山のベッドは広くてふかふかだったなぁ、と思いながら、テーブルに突っ伏した。
あと5分あれば眠れそうな気がする。
「…あれ、どうしたの藤川」
「んー…なんでもない……」
「眠いの?」
「…………」
ケーキを持って戻ってきた真山。
なんでもないって言ったのに、なんでバレてるんだろう。
「…なんでわかったの」
「藤川、寝るの好きだろ」
「なんで知ってんの…!?」
「見てればわかるよ。この間、家に泊まったときも、よく寝るなぁって思ってた」
「…そんなに寝たっけ、俺」
「うん。疲れてるのか?」
「いや…昔から寝るの好きなだけ」
授業中は寝ることないんだけど…家とか電車とか、暇になると眠くなる。
でも、真山よく見てるなぁ…。
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