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及岩の場合(3)
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※及川
まっきーと松つんが帰ってから重苦しい空気が二人の間に流れていた。
(・・・発情期の事とか岩ちゃんはどう思ってるんだろう、やっぱりまだ番になるのは不安なのかな、、、)
そう思い岩ちゃんに声を掛ける。
「ねえ、岩ちゃん。岩ちゃんはさぁ、その、番になる事とか、その、どう思ってるの?」
そう問うと岩ちゃんは少し考える素振りを見せてから重い口を開いた。
「俺は、お前の番になりたいと思ってる。けど、まだ正直怖いんだ・・・。お前は番になろうって言ってくれるけど、怖いんだ、俺は女じゃない、子供は作れるけど本当にお前は俺でいいのかって、お前なら女ともつきあえるのに、俺でいいのかって、俺がお前の人生を潰していいのかって、、、そう思うと怖いんだ・・・。」
岩ちゃんは少し涙目になりながら苦しそうにそう言った。
「岩ちゃん・・・。よく、聞いてね?
俺はね、女の人の事も別に嫌いじゃないよ?でもね女の人よりも岩ちゃんと一緒になりたいと思ってるし岩ちゃんの番になったとしても後悔なんてしないよ。俺が好きなのは岩ちゃんだよ。
岩ちゃんが俺の番になってくれて将来俺と岩ちゃんの子供に囲まれて、皆でバレーなんてしてさ、そんな幸せが俺は欲しいんだ。
それなのに岩ちゃんの番になってしかも女の人の為に岩ちゃんを捨てるなんて絶対無い。これは本当に胸を張って言える。だから信じて?
俺、不安なんだ。岩ちゃんが発情期の時もしも一緒に居れなくて俺以外の奴にうなじ噛まれて番にされちゃったらどうしようって、不安なんだ、
岩ちゃんが発情期の度に苦しそうにしてるの見てるの、辛いんだ、だから俺の番になってよ、岩ちゃん・・・。」
そう言うと岩ちゃんは静かに頷いてこう言った
「及川、一回しか言わないぞ、好きだ。」
俺は嬉しさのあまり岩ちゃんに抱きついた
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