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学園長室にて
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一宮おじさん…くるしいんだけど( ^ω^ )
ただいま俺は一宮おじさんに絶賛抱きつかれ中。
別に嫌ではないんだけど、
さすがにこの歳になると恥ずかしいっていうか…
「よく来たね。一将くんっ(チュッ」
この人いつも思うんだけどほんとにスキンシップが度を超えてるっていうか…
しぶしぶ制服の裾で一宮おじさんにちゅーされたほっぺたをゴシゴシと念入りに拭きながらたずねる。
「それで、何のために俺はここに呼ばれたの??」
たった今思い出したかのように一宮おじさんは慌てて言った。おいおい。
「あーそうだったそうだった一将くんがあいつらにバレないように、変装させようと思ってこんなもの用意してみたんだ。」
おじさんよ…仮にでも一度は生徒だった奴らをあいつら呼ばわりって( ^ω^ )
とどーでもいいことを考えつつおじさんが渡してきたものを見るとそれは何の変哲もない四角いふちのメガネであった。
瓶底メガネとかヅラとかを予想していた俺は少し驚いた。
「こんなんでバレないもんかね??」
それをかけて一宮おじさんを
見ると一宮おじさんは盛大に噴き出した。
「くーっはっはっうははははwwww相変わらずお前はメガネにあわねーなー笑メガネしてなきゃべっぴんさんなのにwww」
後半はスルーしておくとして、ちょっと失礼じゃないか?「あっはっはっはっ」まーだ笑ってるし!もー。いーや、これ外そう。
「おじさんのばかーwいーよもうこれ付けないからーばいばい」
メガネを外し、ひらひらと手を振りながら学園長室を後にしようとおじさんに背を向け扉に手をかけた…とき。
バンっ
「…ぇ、一宮…おじさん…??」
おじさんが俺に後ろから覆いかぶさる形でものすごい勢いで扉に手をついた。
「びっくりしたなーwなになに、久しぶりに会った記念にドッキリっすか?最近はやりの壁ドゥン?www………ひぁっ」
茶化そうとすると一宮おじさんが突然俺のうなじに顔をうずめてきたから変な声が出てしまった。
「なに?おじさ…「心配なんだ。」…え」
俺の耳元で、おじさんは続ける。
「心配なんだ、お前のことが。親の代わりとしてじゃなくて、1人の男として。」
言いつつ俺の腹の周りにおじさんの腕が巻きついてきて、後ろからギュっと抱きしめられた。
「お願いだ。最大限の安全策をとってくれないか?」
一宮おじさんはもう35ぐらいのはずなのに年齢を感じさせないほどかなり美形な方で、身長も俺より15センチくらい高いからなんだか変な気持ちになってドキドキした。この動悸から逃れるためにすぐに
「うん」
と返事をした。
「そうか、ありがとう。」
一宮おじさんは安堵の表情とともにするする、と力のこもっていた腕を離してくれた。
「それじゃあ気をつけて。」
そうして俺は学園長室を出た。
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