アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
黒咲叶翔side
-
》どういう状況だこりゃ。
朝。いつものように零家にインターホンを鳴らしに出かけました。
↑
正しくは学校です。
いつもすぐに出てくる零は数分たっても出てこない。
》ん?
違和感に気づいたのは、本が倒れるような音がしたからだ。
その後すぐこもったような零の声が聞こえる。
俺は不安になって、心配になって開いていないはずのドアに手を掛ける。
カチャッ
》開いた……。え!?
開かないはずのドアが開いていろんな意味で心配になる。
》これ大丈夫?不法……なんちゃら。不法侵入?とかじゃないよな?
「お、お邪魔します。」
零の様子がおかしいので緊急事態なのは百も承知だが、なんだかいけないような気がしてならない。
零の家には1度来たことがあったのであいつの部屋の場所は知っている。久しぶりの零の家にドキドキしながら零の部屋を開ける。
「!?零!」
零は手を縛られベッドにくくりつけられて身動きが取れない状態で口をタオルで抑えられていた。
「零!何があった!今、ほどいてやる!!」
「んっふっ……はぁはぁ…んっ。」
「零?」
なんだか零の頬が火照っているような気がする。目も少し潤んでいる。
泣いていたから当然か。いや、それにしてもなんだか変だと言う考えが離れない。
「何があった?零。」
と言うと零はポロポロと涙をこぼす。
「んっ……っはっ!」
とりあえず事情を聞こうと口のタオルだけをはずす。
「く…ろ…さ、きさ……。」
「零!」
零がなんだか目で訴えて来ているのが感覚でわかった。
》なんか……零、変だ。
俺は零を抱きしめる。
上に乗っかり零の涙をそっと拭う。
》零が泣いてる……泣いてる零は可愛いけど、なんだか泣き方が尋常じゃない。心臓が…うるさい。
ドクンッドクンッ
不意に零の股間に俺の足が当たる。
「……あっ!!」
》え?
零は急に高い声をあげた。
「あっ…。」
よく見ると零のズボンは異様に盛り上がっている。
》え?これは……その……えっ!?
「零?なんで…こんな。」
零は涙目で必死に弁解してくる。
「ちっ…違うんです!僕じゃない…薬がっ。」
零は焦っていた。
》零には悪いけど、俺の心臓殺す気か。
涙でぐちゃぐちゃになりながら襲われたことを話してくれた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
35 / 97