アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
はじまりの日6
-
両手の自由を奪われ、ローターに両乳首を責められている田辺の姿はひどく煽情的だった。
洸は、乳首への刺激だけで再び反応を示しだしているそこへと手を絡め、更に田辺を追い込んでいく。
「乳首だけで勃ってるよ。素質あるよ、アンタ」
喘ぎ声を漏らしながら弱々しく頭を振る田辺は、やはり煽情的だった。
とろりと先走りが彼の先端から溢れ出す。
それを掬い取ると、固く閉ざされた秘所へと指を押し当てた。
田辺の顔色が変わる。
洸はそれも無視して、指をねじ込んだ。
「ーーっ!」
「ごめんね、痛い?すぐ良くなるから」
初めてであろう排泄所への刺激に田辺が目を見開いて身を捩る。
恋人にでもするように洸は彼の頰に優しく口付けを落としながら、それでも容赦なく指を中で蠢かせた。
乳首への刺激か、それとも男根を直接扱かれているからか。
違和感しかなかったはずなのに、指先が動くたびにあられもない声が漏れそうになる。
訳のわからない感覚に逃げようと腰を浮かせても、洸に強引に足を開かされ、追い立てられる。
「も、抜いてっ、鈴村ッ」
「やだね」
必死の懇願も一蹴される。
今まで女になど困ったことのないであろう、洸の端正な顔が田辺を絶望へと追い込んだ。
「ーー、あっ?!」
「ここ、いいだろ?」
強烈な快感が田辺を襲う。
それを見逃さずに洸は笑った。
ぞくりとするほど、綺麗な笑みだと田辺は思った。
それ以上はもう、田辺は何も考えられなかった。
自由の利かない体を押さえつけられ、全てを暴かれた。
洸のものが田辺の体を貫き、田辺は悲鳴にも似た声を上げた。
がくがくと体を揺さぶられ、灼けるような熱さに襲われた。
あ、ああっ…やだ、ん、あァ…ッ
まるで自分のものではないような声が止まらなかった。
途中から、痛いのか気持ちいいのかよく分からなくなった。気付けば射精していた。
気持ちよかったと認めざるを得なかった。
洸は田辺の中には吐精しなかった。
イきそうになると引き抜いて、田辺の腹を汚した。
田辺は呆然とその様子を見ていたが、乳首に付いたローターを外しながら悪びれるでもなく洸は笑みを浮かべる。
「俺とセフレになろうよ。多分、相性いいぜ俺たち」
田辺が無反応なのは無視して、洸は更に続けた。
「お前の作ったオモチャ、俺はお前の体で試せるからプレゼンだって捗るし、お前だって開発中のオモチャ、どこがダメとか分かると思わねえ?」
「……よくもまあ、そんなこと…」
洸の提案に思わず呆気に取られた田辺だったが、明確な拒絶の言葉は口にはしなかった。
それが自分でも不思議だった。蹴り飛ばして逃げることも出来たのに、そうしようとは思えなかったのだ。
何故かはわからなかったが、こんなことをしてくる同僚のことを嫌いにはなれそうにはなかった。
黙っている田辺の姿に洸が笑みを深くし、ようやくネクタイから解放された田辺の指先へと自身の小指を絡める。
「これから宜しくな、田辺」
洸との半同棲生活は、この日がきっかけだった。
結局この日以来、洸の部屋に田辺が帰ってくるようになった。
洸の提案だった。
田辺も一時は迷ったものの、元々残業続きで殆ど家にも帰っていなかったため、実家を出て洸の部屋で一緒に暮らすようになった。
それ以来、仕事のためだと理由をつけては互いに体を重ねるようになった。
今日は俺が鈴村を抱いてやろう。
そんなことを思いながら、田辺は頰を緩めた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
6 / 56