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生徒会執行部 6
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あの後教室に戻り、通常通りに授業を受けた。
稜が時々、何か言いたそうにこっちを見ていたけど寝たフリをした。
思い出すだけで、胸糞悪い。
てかあのクソ会長、クソ狐の味がするって言ってたな
待った、クソ狐って銀司さんのこと?
だよな....
え、なに味って残るの!?てか普通わからないよね!?
え、こわい!!!!!
妖怪こわい!!!!
そういや、なんであんなに嫌な感じしかしなかったんだろ。いや、いきなりされたら誰でも嫌だしキレるだろ。
でも銀司さんの時は、こんな嫌な気持ちにならなかった筈だ。
いや、落ち着け。
盛大に落ち着いてくれ、俺。
この違いに気づいたら、駄目な気がする。
そう、あれは人命救助の為に、仕方なく。
仕方なく、したんだ。
その後にされたのだって、無理やりだったし
もう、わかんねえ
「わかんねえよ...」
「...若葉」
やばい、声にでてた。
「...ごめん、大丈夫だから」
「...はじめて、だよね。男同士でキスなんて。嫌だよね、普通。ごめんね、僕が食堂なんかに連れて行かなかったら良かったのに」
「いや、違う。稜は悪くないよ。それに男同士が初めてなわけじゃな...い、し...」
や
ば
い
「ええっ!?はじめてじゃないの!?」
「い、いや!!!うん!!いや、そうじゃなくてだな!!」
口滑らせ過ぎだろ、俺....
「いやぁああッ!!やっぱり不知火先輩に襲われちゃったんだどうしよう誰か助けて!!」
「おおおおお落ち着け!!」
「うるせえぞお前ら!先生に文句言われる前に黙っとけ!!」
「阿久津が正論言った!?」
「んだとてめえ潰すぞ!!!!」
「うるせえよ前向けコラ!!!」
「はい!そこの三人。静かにしないと成績さげるぞ〜」
「ほら怒られたじゃねえかクソ阿久津!」
「し、静かに!!また怒られちゃう!」
くそ、散々だ
.
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