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Ⅱ.. 僕らと1匹
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呆れた顔をしていたともくんは何を言うんだろう。
僕は子犬を抱き締めたまま、ともくんを見た。
けどくぅちゃんの顔が怖すぎてすぐ逸らしました。
「おい、望月。落ち着けよ。友也の番だぞ」
「…ん」
あら?あらあら?
あきらの言うことを素直に聞くくぅちゃん。
やっぱりそこで出来てるの?
拗ねてる顔も可愛いなぁ!
「あー、そいつどうすんの?クラスに馴染ませんだろ?」
くぅちゃんを気にしながら話し始めるともくん。
ああ、三角関係ね。おいちい。
「最終的にはね。けど、そんなすぐは無理だし…来年で裏部も終わりだし…」
そこまで言って、子犬以外は察したらしい。
「うちじゃ飼えねーぞ。返してこい」
「だめ!野良にしたら持たないって!」
ともくん、この子をなんだと思ってるの。
「お前の世話でいっぱいいっぱいなんだ、無理だろ。誰が世話するんだよ」
「そ、それは、僕が…」
「なちぃ、私利私欲の為に作ったんだからぁ、存続なんてぇ、しなくてもいいんじゃなぁい?」
「くぅちゃん…でも…」
「俺らと一緒にいたら余計孤立するだろ。なち、今でも注目されてんだ。クラスに返すなら俺らは邪魔じゃねえの」
そ…そこまで否定する…?
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