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「!!!」
まさか。深山からの返事が、こんなに直球で来るとは。夢にも思わなかったから、蒔田は目に見えてうろたえる。
ドッキリなんじゃないかとか、そんな失礼なことを考えるほどのストレートな告白に、蒔田の口からは「は?」とか「え?」とか間の抜けた一文字の音しか出てこない。
そんな反応を面白がって蒔田の顔をのぞきこんで、深山はニヤリと笑う。
「なんつー顔してんの」
一体、どんな顔をしていると言うのか。聞くのも怖いけれど。
―たぶん、相当余裕のない顔をしてるはずで。
さっきの深山よりも、断然、顔が赤くなってしまってる自信がある。もう耳までアツい。
「不意打ちは、反則です!アウトです!」
「意味わかんね」
赤面した顔を、両方の手のひらで隠すようにおおった蒔田を、オトメか、とからかって。
顔だけじゃなく、中身もオトコマエな先輩は、
「俺がマキにやられっぱなしで黙ってると思う?」
さらに追い討ちをかけようとする。
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