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花摘み (sideアリア
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「きれいなおはな……おっきくて……きれいな……」
ユーリはさっきから花畑の中にうもれ、ユーリなりの基準をクリアした花だけを1輪1輪丁寧に摘んでいた。
その必死な様子が、アーサー様をどれだけ篤く慕っているのかわかる。
初めの怯えたユーリの姿は今はあまり見ることはなく。
アーサー様も、よくここまで懐かせたわ…と1人で頷いてみたり。
「あ、アリアさん、このお花、どうですか…!」
「え?……あら、いいじゃない…!…じゃあこっちは?」
「あっ…かわいい…です…」
採った花をユーリの手の中に収める。
アーサー様が帰ってくるまでに間に合わせるように、自分もユーリの横にしゃがみ込み比較的綺麗な花を探し始めた。
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