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Episode16
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…あれ、なんか明るい…?
さっきまで俺はご主人様のお仕置きを受けていた筈なのに、なんで明るく感じるんだ?
…お仕置きの後は、いつも決まって暗かったのに。
それに、あんなに俺を叱ったご主人様の姿も声もない。ご主人様は、何処に居るの…?
いつもの暗闇が少し明るくなった様な目の前の色の中で、俺は必死にご主人様を探した。
顔を見た事がないからそれで探せない。
分かっているのは、声だけ。
フラフラとした足取りで歩いていると、ふと歩みが止まった。否、止められた。
下を見ると、ドロドロとした黒い沼の様な所から
男の人が俺の足を引っ張っている。
俺の名前を呼ぶ声は、ご主人様。
でも俺は直感で感じた。
あれは、俺の知っているご主人様じゃない。
嫌だ、怖いよ…!
助けて、助けて…誰か…助けて助けて助けて!
俺はその直後、突然に目が覚めた。
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