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寧ろ残ってる事に驚き
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よし、今年分の梱包作業終了っと。
坊ちゃん用の衣類と一緒に個人で作っている『吸血鬼用万能薬』の包装も終わった。
後は送るだけだな。
梱包作業が終わったって事で梱包に使った新聞紙を片付けようとしてふと・・新聞紙に交じっていた随分と色褪せて黄色くなって虫喰ってる紙をみっけた。
「うーわ懐かし【手配書】じゃねーかこれ。あー若いな俺。しかしこんなのどっから?」
見つけたのは俺とナシアスがこの城に居ついてからしばらくして、当時のギルドから配布されていた俺とナシアスの【手配書】だった。
この年は何年だったか。
でもまあフォトグラフが発明されてない時代だったからなー手書き人相だわ。
懐かしいから後で壁にはっとこ
しっかしこんなモンどっから?
「おーいアスティン。こんなのどっから出してきたんだ?」
この新聞紙を持ってきたのはアスティンだ。
別の場所で掃除をしていた住人のアスティンを捕まえて聞いてみた。
持ってきたアスティン自身・・まあ年代が違うからか俺の持ってる手配書に不思議そうな顔をしている。
「いつもの地下の置場から持ってきましたが・・それって何ですか?」
「俺とナシアスの手配書。俺たちが【吸血鬼側】に行ったから当時のギルドが手配書出したんだわ。ほれこの金額が懸賞金だな」
「・・・とても高額ですね」
「・・・言っとくが今じゃ無効だからな?」
「いやそこは分かってます。そもそもそんなつもりはありません」
「お前今一瞬目つき変わったぞおい・・」
ナシアス死んでからもうかなり経って後継者も色々変わって来たが。
何かこいつ性格がナシアスに似てるんだよなー。
いやまあその方がやりやすいっちゃやりやすいんだが
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