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日曜日。
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朝 早く起きてシャワーを浴びて
支度をしながら
なんだか 鏡を見ると変な顔してた。
緊張のせいか
顔が強張ってる。
時間がだんだん迫ってきて
スーツに着替えて
鏡の前にたって全身確認。
聖から、もうすぐ着くからねーって
mail。
きっと昨日の聖はこんな感じだったんだろうな。
聖の車の音が聞こえて
下に降りていく。
このスーツ姿を見せるのが少し恥ずかしかった。
お母さんに
いつもみたいに笑顔でいってらっしゃい!って見送られ車の中では 緊張して あんま話した記憶がない。
聖のウチに着いて
初めに出迎えてくれたのは愛犬のロッキー。
玄関前に立って泣きそうな聖が大丈夫だょ!って
言ってくれた。
玄関にあがってリビングには聖のお父さんとお母さんが座ってた。
色んな話をして 結婚したい事を話し、
すごく、緊張の1時間だった。
正座をして痺れが切れて泣きそうだった。
結局、 式場も全部自分たちで決めることになった。
話も終わって
帰ろうとしたときに聖のお母さんが
大きな紙袋をあたしに渡した。
「優ちゃん!これ。」
紙袋の中にはバックが入ってた。
「ぇ?」
「娘が出来るから嬉しくて買ってきちゃって。使ってくれる?」
「あたしに?」
「デパートに探しに行ったの!」
シンプルなバックだったけど、
すごく嬉しかった。
「ありがとう!大事にします!」
こんな事されるのが初めてで本当に嬉しかった。
あたし達は 気持ちが解放され
そのままホテルに行って二人の時間を過ごした。
ドキドキしたこの二日間。
きっとずっと忘れない日になっただろうな。
聖にとっても。
あたしにとっても。
忘れられない日。
でも、、、。
神様って、時には意地悪するのかな。
こんな幸せなのに
あたし達は幸せにはなれるのかな。
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