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キャンプ ①
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土曜日当日
早くに聖が迎えに来た。
荷物を車に積んで
出発!
お腹 空くだろうと
軽くおにぎりと卵焼きとウインナーを
作って持ってきた。
「ねー聖ー?」
「おにぎり作ったけど食べる?」
「食べる食べる!作ってきてくれたの?」
「お腹空いたら買わなきゃいけないし
笑 」
運転しながら
美味しそうに食べる聖の横顔を見てると幸せな気分になった。
きっと
こんな些細なことが幸せと感じるんだろうな。これから。
イベントは勿論、
幸せと感じるのは当たり前だろうけど
笑った顔を見て
寝顔を見て
何気ない優しさを感じたりするときに幸せと感じるんだろうな。
藤原さん一家と合流して
その後ろをついていく。
ここから2時間半。
2人の好きな曲を流しながらながーいドライブ。
道中
あんな家に住みたいねー!なんて話しながら
時には式場が見えると
2人であーっ!って言いながら。
初めて聖と出会ったとき。
結婚とか考えてもなかった。
元族の人って聞いただけで
ぇーってなるくらいだったのに。
でも
今は聖に出会った事。
彼女になれた事。
とっても幸せなんだ。
背伸びしなくて
自然で居られる。
ほんとの自分でいられて
安心出来る。
そんな人と出会ったこと。
ほんとに良かった。
海が見えてずっと眺めながらそんな事を思ってた。
しばらくすると
聖が着いたよ!って。
そこは大自然でポツリポツリとログハウスが建ってた。
準備をはじめて
あたしは藤原さんの奥さんと野菜を切ったりすることになった。
藤原さんの奥さんは
少し活発なイメージ。
「ゆぅちゃんだったよね?」
「はい!」
「料理好き?」
「んー。たまにウチで作ったりしてます!」
「あたしー 笑 嫌い!」
唖然としてると
「だってー
うまく出来ないんだもん 笑」
2人で大笑いしてると
藤原さんパパが
「俺の悪口だろっ!」ってニコニコ笑ってた。
聖はあたしにニコって微笑んでた。
少し この場の空気にも慣れてきた。
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