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キャンプ ②
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藤原さんの奥さんはミカさん。
ミカって呼んで!って言われけど
さすがに呼び捨てはできないなぁー。
「ゆうちゃんと聖くんってどう知り合ったの?」
野菜の皮をむきながらミカさんが言った。
「んー。友達の紹介って言うか、突然会わせられたって感じかなぁー。」
「へぇー。好き?笑」
「ぅん 笑 」
「旦那から聞いたけど聖くんって元ヤンらしいねー。
うちの旦那も元ヤンだから気が合うんだろうねー。」
「そーなんだぁ 笑 優しそうだからそんな感じしなかったぁ!」
「あたしも昔はヤンチャしてたからさー
旦那からして見れば気の強い女って思われてたみたい。」
「ミカさん レディース?」
「笑 ゆうちゃんもヤンチャしてたっぽいねー。」
「笑 あの時は強がってただけだから。笑」
「そーなんだよね! それすごいわかる!」
そんな会話をビールを飲みながら
聖とミカさんの旦那さんは見て微笑んでた。
「ミカは気の強い鬼だもんなぁー笑」
なんて 旦那さんはいって
ミカさんは可愛くふくれっ面になってた。
いいなぁー仲良くて。
ってすごく 幸せそうだなっておもった。
「結婚しないの?」
ミカさんがそう聞いてきた。
返事にどう答えたらいいのか困ってるあたしに
「するょー 婚約したー!」
聖はニコニコしながらミカさんに言った。
藤原さんも初めて聞くのか
突然立ち上がって驚いた顔を見せた。
「まぢ?」
うんうんっと、頷く聖を藤原さんは抱きしめてた。
そんな嬉しいことなんだって2人を見てた。
ミカさんは隣で
「おめでとう!
ずっと 旦那 聖君を心配してたんだよね。
あいつは 弟みたいだっていつも言ってたからさ。
幸せになってほしいってずっと言っててさ。
ゆうちゃんと付き合い始めてから
あいつ 明るくなってさーって。
ほんと嬉しそうだったんだよね。」
黙ってた。
しばらく。
ミカさんは不思議そうにあたしの顔をみた。
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