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プロローグ
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入学試験最終試験の面接で、僕は面接官に「なぜこの学校を志望したか」と聞かれた
とりあえず「将来を考え、国の未来を担う官僚を多く排出しているこの学校を志望しました」と無難に答えておいた。
私立若崎宮高校は全寮制の男子校。創立50周年という若さで多くの著名人を排出している超エリート校。私立なのに一貫校は併設されておらず、推薦なしでみな学力テストと簡単な面接で合否が決まる
一週間後、合格発表があったが当然のように合格。僕はまわりで喜んでいる生徒をみてほくそ笑んだ
受験でしか入れないため、この学校を志望する生徒は小さな頃から英才教育を受けている者が多い。遊びはおろか、自由時間のほぼ全てを受験勉強にしている者も少なくない
そんなやつらが高校生になって直面する問題。
圧倒的に知識も、経験値もない男たちの末路
純白で、穢れも知らない、未使用のアレ
人はそれを恥の対象として呼ぶけれど、僕はそう思わない
「最ッ高のご馳走がたぁっくさん…あはっ」
きゅんっとお尻の奥が熱くなる。
はやく、誰か食べちゃいたい。と自分の体は正直に言っているようだ。
なんだかんだ僕も合格するためにここ1ヶ月は食べさせてあげてない。こんなに長くしなかったのも初めてだ。
だから、そろそろ限界なのだろう、見ているだけできゅんきゅんしてくる。
面接官に本当はこう言ってやりたかった。
僕は大好きな童貞とセックスするためにこの学校を志望しました―…ってね?
「ま、みんなせいぜい体力つけてがんばってねっ…と」
呟きは桜の花びらと共に空に舞い上がって消えた
僕は1ヶ月ぶりの食事をするために童貞の群れの中に歩いていった
と、一歩踏み出して後ろを振り返る
僕の童貞レーダーが正しければこれは僕が一番嫌いな、でもこの学校にいるわけがない。そういううやつがいない学校を選んだから。
気のせいだと自分に言い聞かせて改めて群れの中へと足を進める。
僕が群れの中に入って見えなくなる頃、一人の生徒が後を追うように群れを見つめて呟いた
「すっげぇ上玉の処女ばっか・・・・やっべ。予想以上」
これが後に語り継がれる「悪魔と天使の54期」と呼ばれた代の始まりだった。
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