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「もーーー最悪!!なんでほっといてくれないのっ!!」
「風紀の仕事なんだからしかたないじゃん」
風間にこってりしぼられて、欲求不満のまま教室に行くとニヤニヤ顔の友人、和樹が手をふってきた。とりあえず今までの愚痴をこぼしてみたが、ケラケラと笑うだけでまったく参考にならない。いますぐ殺してやりたい。
ムラムラとイライラの絶頂でつい、隣の席の罪の無いクラスメイトを睨んでしまった。
あわててにっこりと微笑むと青ざめてどこかに走り去ってしまった。失礼なやつだ。
「はぁ~・・・いますぐ誰か食べちゃいたい」
「ちょっとは自重しろよな」
「ヤらないならヤらないでいいけどさ~中途半端が一番クルんだよね」
和樹は数少ない僕の友達だ。
僕がビッチネコ童貞キラーだって知っていてもなにがおもしろいのか、一緒にいてくれる。ちなみにクラスメイトは三年間一緒なので誰も食べてない。クラスの雰囲気ブチ壊すのもよくないし。
それでも毎朝毎日どこかで童貞を襲ってるためクラスメイトは大体僕がなにをしているのか知ってるから最低限の会話しかしない。元々童貞狩るつもりだったから僕自身はあまり気にしてない。ライオンと一緒にいるウサギがいないように、当然のことだ。和樹は風間と共に非童貞だから興味ない。
クラスを見渡すとおいしそうな童貞が一匹~二匹~
「・・・これだったら最初にイかせないでさっさと入れればよかった」
「一応最初に抜いてあげたの?すげーデリヘルじゃん」
「朝から男に襲われるんだからこれくらいのサービスしてあげなきゃね。・・・あームカつく」
トイレで自分でやってこようかと考えたいたら、チャイムが鳴ってあわてて席につく。
いくら童貞狩りのために学校に来たとはいえ、本業は学生だし進学高校だからさぼってる奴もいないからしっかりと授業は受ける。頭を勉強に切り替えると自然とムラムラも収まってきた。これは受験勉強で培った賜物
一時間目は古典だから、とカバンに手をつっこむとコツンと手に硬いものがあたって出してみると愛用のパッケージに「コンドーム(うすうす)」の文字。
朝なくて大和からもらったやつだ。後で返さなきゃなと思いながら教科書を探す
先生が教室に入ってきて授業が始まった
*
港が大和を知ったのは当然であり必然だった。
実にシンプルなことで、お互いは認めたくは無いが方向性が一緒だからしかたがないと表現しるしかない
童貞のやつは大体処女であり、その逆もしかり処女は童貞だった。
だからかぶったのだ、お互いが
その日、港は廊下で自分好みの童貞を見つけた。
気分は童貞のくせにAVの見すぎでガンガン腰ふるけど下手すぎて彼女に「アンタAVの見すぎキモイ」と言われそうなタイプの人で、それにドンピシャだった。
スキップしたい気持を抑え、涙、角度、共に完璧に近づき、右腕をぐいっとひっぱると
「えっ」
「は?」
左腕に伸びる手を見てびっくりしてたどると、背の高い男が同じく自分を見てポカーンとしてる。
この男を見てるとありえない僕のレーダーが反応する。この反応は「ヤリチン」の反応だ。ありえない。だってヤリチンがいない学校を選んでここに来たのだ。
腕をつかむ手に力が入る。
「この人ね、今から僕とちょっといいことするの。だから用事があるなら後にしてね」
にっこりと「どっか行けよ」と顔にはりつけて言うとヤリチンは鼻で笑って港の神経を魚でするような甘い声で言う
「あ?今からコイツは俺と新たな道に行くんだよ。邪魔すんなビッチ」
コイツ、僕のこと一瞬でビッチって見抜きやがった。あなどれない。
本人はいたって本気なのだが、はたからみると奇妙な図で攻防戦を繰り返す
大和→(エサ)←港
の図でお互いがぐいぐいと腕をひっぱってどちらも譲ろうとしない。
でも、一番迷惑なのは真ん中にいるひっぱられている男であり、顔も知らない男二人に俺が掘るだの僕がやるだの不穏な会話をされて脳内スパーク状態。
抵抗もせずただ「あっあっ」と声になってない音で抵抗している
「君だってヤリチンでしょ?そこらへんにいる子つかまえてさ~」
「俺はコイツの処女が欲しいんだよ。テメーみたいなビッチには分かんないと思うけどな」
「は?僕だってこの人の童貞欲しいの。君みたいなヤリチン黒チンクソ野朗には分かんないと思うけどね」
「んだとお前!!お前こそガバガバの穴ひろげてアンアン言ってるだけのオトコオンナじゃねーか!!」
「そのオトコオンナ予備軍作ろうとしてるのはどこのどいつだよ!!!」
「俺だよ!!!」
「胸張って言うな租チン野朗」
「お前俺のチンコ見たことねーだろ!!めっちゃデカイんだからな!!お前のガバガバ穴でも絶対はいれねーよ!!!」
「お前なんてこの人以下のチンコだよ黙れ」
「お前の穴なんてコイツ以下だ」
喧嘩に巻き込まれたあげく、自分の性器と穴について言われちゃたまらない
男は二人が言い争っている間ゆるんだ腕を振り払って近くの風紀委員室に逃げ込み、童貞並びに処女を守った。
これが大和と港の初対面であり、初めて風紀委員のお世話になった日でもある。
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