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そうと決まれば相手役を探さなければと黄瀬だけが勢いだっていた。
黒子はただ、悪い方向にいかない様にと祈り当の本人の火神は黄瀬に名案だと褒めはしたがあまり良い気はしていなかった。
実践するなら早い方が良いと心当たりのある人物に黄瀬は電話をかけた。
プルルル、発信コールが2.3度鳴ったところで電話の相手の声が聞こえた。
黄瀬はささっと用件だけを述べて待ち合わせ時刻を決めている。
どうやら本当に今すぐ実行するんだなと火神は余計渋々な表情を浮かべていた。
何だかんだ食べきれなかったハンバーガーを包みに入れてもらいそれを片手にした火神を連れて黄瀬達は待ち合わせの場所に向かった。
「一体、相手は誰なんだよ?」
「そんなの一人しか居ないっすよ、てか結構リアルだから青峰っちも信じそうっすけどね!アホだから!」
ケタケタと居ない人物の名前をだしてアホだと笑う黄瀬。
そんな黄瀬に火神と黒子はもしこの場に青峰が居たら瞬殺されてるんだろうなとつくづく哀れに思った。
「あーここっスここー!」
そこは広い公園の噴水広場。
指を指して大きな声を出すものだからモデルである黄瀬はこの辺じゃ特に目立って仕方ない。
「黄瀬、煩いのだよ。」
「緑間っち!」
噴水前で仁王立ちしていた緑間真太郎。
大丈夫だろうかと、少し不安になる火神。
するとそんな不安が読み取れたのか黄瀬が小声で耳打ちした。
「 緑間っちには作戦のことは言ってないんで、普通に二人でブラブラしてきて下さいっス??(小声)」
そんな隣で黒子も、まぁ大丈夫だろうと頷いている。
それから黄瀬がまた連絡する、と黒子を連れて噴水前では急遽、緑間と二人きりになってしまった。
突然、黒子と黄瀬が居なくなり驚いているかと思い緑間をちらっと横目で見るも特に気にもしていないのか、平然な顔をしていた。
「‥‥映画でもみに行くか?」
「ああ、任せるのだよ。」
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