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甘い関係 ③
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pm 16:30
最後までやいのやいのと煩かった黄瀬と黒子と別れ家に帰宅する。
「おい青峰風呂もう入るー?」
「んーどっちでもいー。」
「‥‥じゃあ先入ってくるわ」
「おー。」
いつもの定位置のリビングのソファで寝そべり雑誌に集中している青峰からは空返事が飛んでくるのは、いつものこと。
そんな時は大抵先に入るのが火神である。
たまには一緒に、なんて一瞬そんなことが頭を過ったがやっぱダメだと一人で風呂場に向った。
「‥‥早く試合してぇなぁ」
夏休み最初の一週間は練習すらなく試合なんて練習試合を省いたら一ヶ月以上も先になる。
湯につかりぼんやりそんなことを考えていればバタンッと慌ただしくドアが開かれた。
そこには裸でむすっとした表情の青峰が仁王立ちしていた。
「なっ、‥で入ってきたんだ!」
「今日は一緒に入ろうと思ってたのに勝手に入っただろ!」
「いやいやいや、俺さっき声かけたし」
「まぢで?わりぃ全然聞いてなかったわ」
「だろうな」
とりあえず入れろ、と中に入ってくるもシャワーを浴びず湯船に浸かろうとするもんだから火神は慌ててそれを止める。
「お前!先にシャワー浴びろ!」
「あー?うっせぇなてめぇはおかんかよ」
ぶーぶーと文句をつきながらも火神の言ったこときちんということを聞く。
こういう時だけだが。
pm 18:00
17:00前に入った筈なのに風呂からあがれば一時間も経過していた。
手がふやけてるとケタケタ笑う青峰に火神ははーっと溜息ついた。
「なー青峰腹減らねー?」
先に青峰の髪の毛をドライヤーで乾かしながらそう口にすれば驚いた顔で降りかえった。
「はぁ!?先食ったばっかじゃねーか」
その通り。
これが青峰じゃなくても驚いていたであろう。
それでももうお腹すいたと口にする火神に「あー適当に作れよ、俺ももうちょいしてからそれつまむから」と口にした。
すると「おう分かった!」と笑顔を浮かべるものだから「本当飯のことになると‥」と青峰と笑みを浮かべた。
pm 20:00
食事も済ましダラダラしながら時間を過ごしていればもうこんな時間に火神は溜息を漏らした。
どうした?と青峰が問いかければ「今日バスケしてない」なんて言うもんだから「んーじゃ、明日早起きでもしてストバス行こうゼ」と返答すれば満面の笑みが返ってきた。
pm 22:00
どちらからか「眠い」と切り出し二人とも寝室に足を運ぶ。
「なー羊って寝る時数えるよな?」
「かはっ、おまっ‥小学生じゃあるめーし!」
「は?小学生しか数えねーもんなの?」
青峰の言葉に酷く驚いたのかずんっと顔を近づけるものだから「眠れねー時くらいかな」と言葉を足した。
すると
「じゃあ今数えてみようかな。」
なんて言うもんだから「眠れねぇの?」と問返せば「青峰の隣にいたら今でもドキドキするっつーか、なんか慣れねぇ」と返ってきて思わずがばっと抱きついてしまう。
「ちくしょー火神の癖に可愛いすぎるわ」
「はぁ!?癖にってなんだよ!てか可愛い言うな!」
「かはっ‥それが可愛いつってんの!」
恥ずかしくなり顔を両手隠そうとするので両手を掴みチュッと小さなリップ音を立てキスをする青峰だった。
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