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「で、なんでお前ついて来てんだよ黄瀬ぇ」
「えーだって俺もちょうど暇だったスもん」
ゲーセンも面白くないと来て早々帰ろうとすれば女の子達を置いて後ろからついてきた黄瀬。
暇なら俺よりあいつらと居た方が良かったんじゃねぇのか、と黄瀬の後ろ姿にがっかりしてる女の子達の視線と俺の視線がぶつかる。
見てみぬふりをしながら黄瀬がついて来てるなんて関係なしにまた街中を歩く。
「てかテス勉は終わってんスかー?」
「あー?なんでお前が知ってんの?」
「桃っちからメールきたっス」
「あの女~」
どうせ火神と会わないように見張ってろだなんだのがメールの内容なんだろう。
それで珍しく黄瀬が後をついてくる訳か。
「まぢで忠犬ポチって感じだな」
「なに?俺に言ってんスか?」
「そうそう」
「酷いっス!」
まぁそれでも話し相手くらいにはなるだろうとついて来るのに否定する気はなかった。
それが後々誤解を招くことになったのだろうけれど。
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