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ゲーム開始
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「はあっ・・んっ!」
「椎名・・椎名っ・・!!」
「ん、んぅっ!あ、あ、はあっ!」
カシャ、と写真の音。
それを響かせた後に、揺れる腰に腕を回されて。固定するみたいに力が入った。
僕は目の前の男の首に腕を回して、すがりつくように、耳元に口を寄せる。
「ああっ!良いっ・・ん、そこっ・・んっ!」
涙で滲んだ視界。見えるのは暗い限りのいつもの職場。
警備員が来るか来ないか。そんなギリギリの状況で、行為は繰り返されて行く。
気持いい。
快感ばかりのこの人間の行動が、僕は大好きだ。
「村田っ、ねえ、あっ!もっと、激しく、ねっ?」
「っ、君は・・んっ・・この、!」
「ああっ!!奥、あっ!・・う、んんっ!」
グプグプと、後ろから空気を押しつぶす音。
何度も出入りする男の欲を一身に受けながら、腰を貫いてくる甘い感覚にむせ返りそうになる。
先ほどからギシギシと五月蝿く啼いているのは、僕とこの村田健吾(むらたけんご)が2人して乗っかっている社員用の椅子。
机とセットで社員に1つずつ与えられたもの。回転式で小回りが利くそれが、今や2人分の体重を受け止めながら、僕らが上下にぶつかり合う度に悲鳴をあげていた。
「椎名・・・っく、んっ!・・か、和希・・・!!」
男が好き。
そんな性癖を、今の今まで隠して来たらしいこの男を僕が「恋」に落としてあげたのはつい一週間くらい前。お堅い家に生まれたおぼっちゃまな努力家。そんな面倒な性格と育ちなせいで、振り向いてもらうには少し時間がかかってしまった。
はっきり言って、誤算だ。
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