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真白の大人の恩返し①
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真白はまた悩んでいた。
今日は土曜日で、仕事は休みだ。真白が退院してから10日程経っている。
体調も良くなって仕事も通常通りしていた。佐伯は国の事業で地方へ出張が多くなって、昨日から一泊の予定で京都へ出張に行っていた。佐伯だって疲れていたろうに、病院に来てくれた日も北海道から帰ってその足で来てくれた。そんな佐伯に何かお礼がしたかったのだが、佐伯が喜びそうなプレゼントが思い浮かばない。お金で買える物に佐伯が心から喜んでくれるか怪しいものだった。なので、真白は元気になった証として、労働で返そうと考え夕食の準備をしていたのだ。しかしそれもいつもの事だと言えばそうだった。特別なこと…と考えて、ちょっと自分で嫌な事を思いついて悩んでいた。
『真白、そろそろコレ、着けてみない?』
『洋服の上からならいいですけど?』
『…それじゃ、楽しくないでしょ?』
『…何が楽しいんですか…? こんなの…』
『真白に似合うと思ってわざわざ通販で取り寄せたのに…』
そんな会話をしたのはいつだっただろうか?佐伯はもう忘れているかもしれない。
佐伯の衣裳部屋と化している部屋へ行き、壁一面の広い面積を持つクローゼットに入り、上段の棚にある紙袋を取り出した。佐伯がわざわざ真白の為にお取り寄せした物が入っていた。
佐伯は先程新幹線に乗ったと連絡が入った。食事の準備をしていれば、丁度良い時間に帰ってくるはずだ。
真白はいつも使っているエプロンをじっと眺める。別に普通の濃い紺のエプロンだ。かぶるタイプで後ろはボタンで留める。そして、もうひとつ、佐伯が置いていった…エプロンだ。
……やっぱり佐伯って変態だ。黒のヒラヒラふわふわが付いたエプロンで前から見ると、胸元が結構開いているワンピースのようだ。丈は短く、フリルの付いた紐を後ろでクロスしてリボン結びをするタイプだった。なんて非実用的なエプロンだ…と真白はマジマジと眺める。料理の為のエプロンではないのでそっちの実用性はない。鏡でその非実用的エプロンを自分の体に当ててみた…
いや、これ…ないでしょ…変態だよ…
しかも、後ろの開いている部分を見ると、たぶんお尻が丸出しになる。リボンがちょっとかかるぐらい。こんなの付けて料理出来ないし…そう思い、とりあえず、いつも使っている実用的なエプロンをちゃんと部屋着の上から来て、真白は夕御飯の支度を始めた。しばらく料理をしていると、佐伯からメールが着た。東京からタクシーに乗ったと書いてあった。真白はそのメールを読み、大きく深呼吸をした。
これで立派な変態の仲間入りだ…でも佐伯は喜んで…くれるはず…たぶん…
真白はリビングのソファに置いたあの黒のフリフリエプロンを手にして、溜息を吐いた。そして今、身に着けているエプロンと部屋着を脱いで、黒のフリフリエプロンを身に付けた。案の定、お尻がスースーするし、結んだリボンの端がサワサワ触ってくすぐったくて落ち着かない。こんなの何が良いんだかと真白は思うが、佐伯が喜ぶことがこれなら…仕方ない…と、作業中だったキッチンへ戻った。
しばらくして、サラダの盛り付けが終わり冷蔵庫に残りの野菜を仕舞う為、少し前に屈む。その時、人の気配を感じ振り向こうとしたが、後ろからぎゅっと抱きしめられた。
「…ただいま、可愛い真白…」
「わわ!……お、おかえりなさい、佐伯さん…いつの間に…驚かさないでください」
「ああ…声掛けようと思ったんだけど…可愛い真白のお尻がこっちに向いてて…ね、つい抱きしめちゃった」
佐伯の言葉を聞いて真白は、顔がどんどん熱くなってきた。そうだ、なんか忘れてたけど、今、自分はかなり常識から外れた恥ずかしい姿をしていた。料理を作るのに夢中になって、忘れてた。
「佐伯さん…あのこれは…」
真白が何か言おうとしたが、佐伯がくるんと真白を自分に振り向かせた。真白は正面から佐伯を見た。佐伯の目が、獣が狩りをしようとしている目に見えた。その瞬間、佐伯が真白の後頭部を鷲掴み固定し、唇を強引に奪った。
「んんっ…!……むぅ…っ…」
佐伯の舌が強引に真白の口内をこじ開け、驚いて引いていた真白の舌を絡め取って根元を刺激する。まるで獣が食んでいくような乱暴で強引な愛撫だ。真白は佐伯の性急な愛撫に付いていけず、息が上がる。苦しくて佐伯の胸を叩くが、佐伯は角度を変え、また真白の口内へ入り上顎を舐め上げる。真白はその刺激に快楽が背中を走り震えた。しばらくして佐伯が唇を離した。真白は息も絶え絶えだ。そして強引な口内の愛撫に体が敏感になり、素肌の上に直に着たエプロンの擦れる刺激でも小さく震えた。
「…っはあ…はあ…さ、さえきさ…」
「…真白…こんな可愛い姿で…お迎えなんて…」
そう言うと、真白をキッチンの作業台の上に押し倒した。真白は仰向けに上半身だけを作業台に乗せられ、作業台の冷たさにまた震えた。佐伯は片手で真白の両腕を掴み、真白の頭上に上げ、そのまま真白の首筋を舐め上げる。耳の軟骨を甘噛すると、真白は甘く喘いだ。佐伯の空いている手がエプロンの脇から真白の胸の突起をクルクルと押し撫でて、引っ張り上げる。真白は痛みと快楽が混ざった刺激に、甘く呻き身を捩る。しばらくすると、真白の拘束していた腕を離し、真白の自身を撫でる。真白はその感触にいつもと違う何かを感じた。
「ああ! …な、なに!?」
「うん? オリーブオイルだよ」
佐伯が起き上がり、左手で真白の右膝の裏に手を入れ持ち上げ、作業台に足を乗せた。黒いエプロンの裾が捲りあげられ、真白の秘部が見える。真白の自身を撫でていた右手がそのまま真白の後孔へとオリーブオイルで潤すように摩りあげた。その刺激で真白が身震いする。体に快楽が走り、後孔がヒクヒクと佐伯を欲しがるように動いた。
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