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【番外】無気力だって嫉妬します。
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伊吹によると、俺はいつも余裕の笑みを浮かべててイケメンな嫌味なやつらしい。
そんな嫌味な奴にデレデレで甘えたなのにね。
それに伊吹の事になると全然余裕なんて無くなるのに。
それを分かってくれてないなんて、悲しいなぁ。
「雀?ボーッとしてるけど、具合悪いのか?」
「ううん。全然平気」
「そうか?」
平気って言ってるのに、心配して熱を計り始める伊吹は優しくて可愛い。
思わず手を取って引き寄せて、キスをする。
伊吹はビックリしたみたいで直ぐに体を離した。
「す、雀!放課後とはいえ、ここ教室だぞ?!」
きゃんきゃんと文句を言う伊吹も可愛いなぁ。なんて思いながら頭を撫でれば、むうぅとふくれっ面。
あらら、からかい過ぎたかな?
「1週間キス禁止!!」
「えー?嫌だ。伊吹は我慢できるの?」
思わずそう言ってしまうと、伊吹はふるふると震え
「なんなら一ヶ月だって我慢出来る!!雀のバカ!!」
と怒鳴って帰ってしまった。
あまりにも唐突でポカンとしてしまって追いかけられなかった俺は本当にバカだと思う。
いや、思うじゃなくてバカ。
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