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願ってはいけない。
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柳瀬が思ったより普通に接してくれるから、心の中でもしかしたら草薙もと思ってる自分がいた。
でも、それは淡い夢だった。
教室に入ると、既に登校していて、クラスメイトに囲まれ話をしている草薙が目に入った。
そのとき、柳瀬と僕に気付いたクラスメイトがおはようと挨拶をしてくる。
その声につられて、草薙が顔を上げた。
目が、合った。
なのに、直ぐに逸らされた。
前は目が合えば笑ってくれたのに。
そうだ、今の草薙は俺のことが嫌いなんだ。
俺はこんなに好きなんだけどな。
そんな思いが届くはずはない。
草薙は切なそうに柳瀬を見てる。
柳瀬の視線は、立ち止まった俺に向けられていた。
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