アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
❤︎みるきぃ❤︎青桜③
-
.
ミルクを舐める事に満足した青峰は、上機嫌で後始末を始める。
細い身体は、母乳と2人分の精液でベトベトに濡れていたため、マザーズバッグから取り出したウエットティッシュで汚れた身体を綺麗に拭いてやった。
ラグは母乳が垂れて濡れていたので、取り外し、ビニール袋にしまって座席の下に置く。
「……良、…もうカーテン外していいか?」と聞けば、身支度を整え終わった桜井が「…はい、大丈夫です。…すみません…。」と返事があったので、カーテンを外し始めた。
カーテンを取り終え、トランクを開ければ、心地良い風が入り込む。
青峰は、外に出て縮めていた身体を開放する様にグーっと背を伸ばした。
景色を見渡せば、川岸には相変わらず子供達が水遊びをし、大人達は陽気に酒を酌み交わしていた。
車内では桜井が「…よいしょ…」と我が子達を後ろの座席に移動して隣に寝かせると、寝顔を覗き見て瞳を細める。
寄り添って眠る穏やかな寝顔はなんて可愛らしいのだろう…。
柔らかなほっぺを撫でていると、青峰が車内に戻ってきた。
「…良、お前も少し外に出るか?」
「……いえ、僕は大丈夫です。…ここに居ても風が入ってきますから…。」
「…なら、もう少しこっち来いよ。」
トランク際の席に呼ばれて、桜井もそちらに移動すると、青峰の隣に腰を下ろした。
すると、後ろから長い腕が伸びてきて、腰を引き寄せ、桜井の身体を支える様に、自分の厚い胸板に寄りかからせた。
「……胸、痛くねーか?…けっこう触っちまったからよ…。」
「……平気です。…たくさんミルクが出て、驚きましたけど…。」
「……おっぱい、気持ち良かったか…?」
耳の近くで囁くと、ボンと桜井の顔が真っ赤に染まる。
「……え、と…その……」
「…どーなんだよ?…気持ち良かったんだろ?…正直に言ってみろって…。」
返事を急かす様に肩を抱きながらさすられて、桜井は俯いたまま小さな声で「…………気持ち……良かった、です……。」と応えた。
その返答を聞いて、クックッと喉を鳴らすと、いつもの笑みをこぼしながら「……なら、今夜またしてやるよ…。…今度は最後までするから、覚悟しとけよ…良…。」と耳元で名前を呼んで、太腿の内側をゆっくりと撫でた。
「……っ、大輝さん!」
「……はは、怒んなって!ちょっと脚触っただけだろ?」
「…触り方が、いやらしいんですっ!」
「…ムキになるなって、触りたくなったんだから仕方ねぇだろー?」
じゃれ合っていると、車内から「…あぅー…」「…うぅー…。」と声が聞こえてきて2人は車内に振り返った。
すると、寝ていたはずの我が子が2人共目を覚まし、手足を動かして「…うーぅー」とお話している。
「…おう、起きたのか、お前ら…。」
「……目覚めたんですね…、お早うございます…。」
青峰がひょいとお兄ちゃんを抱き上げ、桜井がもう片方を抱っこする。
逞しい腕の中で、我が子が「うー、んうー」と大きな瞳を向けパパに話かけた。
青峰は顔を綻ばせて「…かは…、なんだチビ…、お前ご機嫌じゃねーか…。」と笑いかけて、おでこに口付けた。
「…大輝さんはお兄ちゃんに甘いですね。」
「…そりゃ、こっちは可愛いから甘やかしたくなんだろ。…そっちは…あんまし抱く気が起きねぇな…。」
桜井の腕の中を覗き込めば、子供にしては細い瞳がジッと青峰を見つめていた。
そんなつれない事を言っていても、何だかんだでちゃんと2人の面倒を見てくれている事を、桜井は知っている。
世間ではぶっきら棒で強面で、喧嘩っ早い人だと言われているけれど、奥さんと子供にはめっぽう甘い良きパパだ。
(…たまにエッチ過ぎるのがキズだけれど、でも…。…そんなところも、全部大好き…❤︎)
桜井はうっすらと頬を赤らめると、コテンと広い肩に頭を預けた。
「……どうした、良?…疲れたか?」
「……いえ、幸せだなぁと、思いまして…。」
その言葉に、青峰は「……そうかよ…。」と耳を赤くしながら応えて、肩を抱き寄せた。
「……あの、…大輝さん…」
「…なんだよ?」
「……双子ちゃんがもう少し大きくなったらでいいんですけど…」
「……おう、…」
ギュッと青峰の服を掴み、熱の篭ったキャラメル色の瞳を輝かせながら、カディスブルーの瞳を見つめる。
「……僕、もう1人…赤ちゃん欲しいです…。」
「……良……お前……」
「……ダメですか…?」と見上げてくる甘い瞳に、青峰は当然1つの応えしか返せない。
「……なら、後で赤司に、子供つくるバイブみてーなの貰いに行くか…。」
照れ隠しにぶっきら棒に返事をすれば、桜井はパァっと顔を明るく綻ばせて「…大輝さん!」と笑った。
「……いつ、貰いに行くかな…。…来週辺りか?」
「……僕、子育てが落ち着いたらって言いましたけど…。」
「…いーじゃねーか。貰っとけばいつでも使えんだろ?」
「……………直ぐ使うのは、ダメですよ……?」
青峰は小さく「………チッ……」と舌打ちした。
「……大輝さん、今舌打ちしました?」
「……してねーよ。」
「………本当に直ぐ使うのはダメですからね…?」
「…分かってるって。…赤ん坊が2人も居れば、しばらくは手が離せねーだろ。…それに、これ以上チビ共にお前を取られたくねーしな…。」
「……大輝さん…。」
甘い瞳がキラキラと輝き、横に並ぶ巨体にペタリと身体を密着させた。
「……僕は、子供達も大輝さんも、どちらも同じぐらい大好きで、大切ですよ…。」
「……ンなこと、分かってんよ…。」
腕に我が子を抱きながら、細い腰を抱き寄せる。
「……俺だって、お前ら全員愛してんだからな…。」
「……はい、僕も愛してます…。」
大きな身体に身を預ければ、その温かさと力強さに安心感が募る…。
「……3人目、頑張りましょうね…。」
「……おう、…なるべく早目にな……。」
2人は、腕の中の小さな温もりを感じながら、身を寄せ合って穏やかな景色を眺めた。
いつかはここに家族5人でキャンプに来たい…。
大きなテントを張って、子供達と青峰が釣りをし、桜井がバーベキューの準備をする。
そんな些細な事を夢に見ながら、2人は近い未来の事をずっと語り合った…。
✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚
.
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
16 / 16