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6ページ目 4 弟side
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「ぅあ!!あ゛ッ、あ゛ッ、あ゛ッ!!」
せめて優しくしたいって思っていたのに。
無我夢中で腰を打ちつけた。
ずくん、と下半身が疼いて一気に血が集まっていった。
いつだってあんたのことになると余裕なんてないのに、あんな顔見せられて我慢なんてできるわけないでしょ?
今でこそ苦しげに悲鳴を上げているけれど先程の喘ぎ声には確かに色が混じっていた。
「ッ、ねぇッ、後ろ気持ちよくなってきたんじゃないッ?」
兄貴の手首を掴む両手に自然と力が入る。
「う゛ッ、あ゛ッ、あ゛ッ、あ゛ッ!」
返事はない。
ただ俺が揺さぶるに合わせて呻き声を上げるだけ。
「優斗、言って!!」
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッッッ!!!」
肩に歯を立てると、断末魔の叫びに似たものが兄貴の口から発せられた。
「あッ、くっ…!よく、ないッ!」
「そんなこと、ないでしょ。ここ、こんなになっちゃってるのに。」
反応を示している兄貴の雄を握ると、鋭く俺を睨みつけていた目に困惑の色が浮かぶ。
触れてもいなかったのに、そこはまるで悦んでいるかのように蜜がだらだらと溢れ出ていた。
にちゃにちゃと粘着音をさせながら塗り広げるようにして緩々扱いてやると、兄貴の腰が揺れ出した。
「ああっ!!やめッ!あっ、あっ……ぁん!」
その声には先程の悲痛さは感じられない。
「あ、やだっ!イくッ…!イくからッ!!ンッ!」
涙目で訴える兄貴の唇をキスで塞ぐ。
「ふ、ぅん!!ぁ……ふぁ…。」
甘い甘い、とろっとろに蕩けた声。
口腔から舌を抜くと、苦しげに眉を寄せて、だけど濡れた瞳をとろんとさせた兄貴と目が合う。
その声が、表情が。
とうとう我慢ができなくなって熱を解放した。
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