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冷めない熱
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…なんだろう。
なんだかとてもフワフワしていて、心地いい。
「課長」
そっと目を開けると 目の前には相沢がいた。
相沢の後ろでは 照明がオレンジ色に光っている。
__チュッ
小さな音を立てて 相沢の唇が触れた。
とても、優しい口づけだった。
「あ…いざわ…」
キスを強請るように 彼の首に腕を回す。
すると、彼も僕の頭をなでながら 何度もキスをして答えてくれた。
あぁ、そうか。
これは夢だ。
夢にまで彼が出てくるとは僕もいよいよ末期かもしれない。
「相沢…す、き…」
夢の中では何でもできる。
何をしたって夢は夢で、相沢本人には知られもしないんだから。
折角いい夢を見れているんだから、思う存分 彼を感じよう。
「すき…だよ…」
彼は何も言わずに 口づけを深くした。
甘く、ねっとりとした、彼の舌。
熱くなっているのは やはり、
彼も興奮しているからなのだろう。
「…んッ……ふ、…んんッ」
唇の隙間からは 熱をもった吐息が零れる。
夢なのに感覚だけが生々しい。
相沢の息も、相沢の匂いも、相沢の熱も。
まるでこの夢が現実だと錯覚するくらいに。
「佐伯さん…」
少し息の上がった彼が僕の名前を呼び
ほのかに温かい手を シャツの隙間に忍び込ませる。
「ぁ…はッ……ぁ、あッ!!」
ビクビクと体を震わせたのは
彼が僕の乳首を強く摘んだからだ。
「佐伯さん、…痛いの気持ちいい?」
そう問いかけながら 僕の服を脱がしていく彼。
ぼんやりと見える彼の顔は 少し色っぽさを増していた。
「っ、いい…です」
いくら夢の中だからといって
僕に羞恥がないわけではない。
好きな男に自分の性癖を知られるのは
やはり恥ずかしいことであり、怖くもあった。
「……変態」
彼が 今まで聞いたこともない低く冷たい声で呟く。
もう、おかしくなってしまいそうだった。
頭がクラクラして、何も考えられない。
「佐伯さん、俺にどうされたい?」
彼はいつの間にか 僕の服を全て取り去ってしまっていた。
僕だけが裸で、全てを見られて、全てを知られて、恥ずかしくて涙が滲む。
「ッ…ち…乳首、なめて…下さい」
恥ずかしい言葉を口にしながらも
僕はとても興奮していた。
“彼は僕をどうしてくれるだろうか。”
期待は膨らむばかりだ。
「なめるだけでいいの?」
煽るような言葉と じっと僕を見つめる視線。
我慢なんて、できるわけがなかった。
「噛んでッ……す、吸って…痛いのして…!!」
早く欲しい。刺激が欲しい。
ぐちゃぐちゃにして、乱して欲しい。
彼になら、何をされてもいい。
「よくできました」
そう笑って 彼は 既に固く尖ている乳首に噛み付いたのだった。
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