アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
部長の苦悩
-
固く尖った乳首を指でしつこいくらいに弄ぶ。
キュッと少し強めに摘んでやれば
桐谷の口からは僅かな嬌声が零れた。
「そっち…ばっかり…ぁ…んッ」
どうやら左胸だけでは不満なようなので
スウェットを捲りあげて小さな乳首に舌を這わせる。
ちゅっちゅっと音を立てて吸うと
彼は恥ずかしそうに身をよじらせた。
「…ん、ッ…ぁ…ぅ……ん…ふ」
出さないようにと堪えた声は ひどく色っぽい。
いつもなら何も考えずに聞き流しているその声が
いちいち耳に纏わりつき 俺の心を掻き乱していた。
「ッひ…ぁ…、…んぅ……ぁ」
自己主張をしている乳首を甘噛みすると
上擦った声が聞こえてくる。
いつの間にか俺の頭に置かれた手は
“もっと”とでも言うように髪を掴んでいた。
「…も…ぶちょ…しつこい、…です…ッぅ」
行為と言葉は噛み合っていなかったが
どちらが本音なのかは自ずと理解できる。
「んん…ゃ…あ…、…吸うの…や…らぁ」
どんな顔をしているのかを知りたかったが
俺の頭の上で固まったスウェットがそれを阻む。
聞こえてきた桐谷の声から
彼はとろんと蕩けた顔をしているような気がした。
「…なぁに…、やめていいわけ?」
一瞬口を離し 彼に聞こえるように問いかける。
返事のないうちに再び口をつけ、
凝ったソコを舌で嬲った。
「…ん、…ッ…ぁ…や、めない…ッ…で…ぇ」
もじもじと腰を揺らめかせる仕草に気が付きながらも
あえて下には触れてやらない。
特にSっ気があるわけではないと思う。
…まぁ酔っ払った時は…ね。
実際に覚えてはいない。
しかし 桐谷が言うにはかなり酷いことをしたらしく
正直自分でも驚いた。
本当は誰かを虐めたいのだろうか。
本当は誰かを泣かせてやりたいのだろうか。
本当は誰かをぐちゃぐちゃにしたいのだろうか。
考えても、答えが出るはずもないけれど。
「…す、き……好き…だから…もっと…ッ」
“好き”と言われ、一瞬ドキッと胸がざわめいて。
“もっと”と言われ、
その言葉は俺の行為に対するもとだと自覚して。
不安定なこの心。
ふわふわと宙を舞うこの心を、彼はどうしたいのだろう。
この関係以上を求めるわけでもなく
この関係をやめたがる様子も見せない。
俺ばかりが振り回される。
彼の声に、彼の表情に、彼の言葉に。
彼の行為に、彼の仕草に、彼の全てに。
…一体俺は どうしたのだろうか。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
185 / 420