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夜中、家に帰ったら電気が付いてないくて、
暗闇に中に人型が見えた。
柚月が1人ポツンとソファーにす座りこんでいた。
「どうしたの?停電?」
カチッと電気を付けてみたらちゃんと部屋が明るくなったので、停電ではないみたい。
もう1度柚月に視線を戻したら、
どこか悲しそうに微笑んで
「父さん…抱きついても…いい?」
と聞いてきた。
「おいで」
「んっ」
バッと立ち上がり勢い良く俺にギュッと抱き着いた。
普通、19歳の男にこんな勢いで抱き着かれたら絶対受け止めきれないはずだが、
生憎柚月は小さくて、軽いから、よろめきもせず受け止めれた。
こんな事にも、ああ、俺のせいなんだなと罪悪感を感じてしまう。
やっぱりちゃんと普通の親子にならないといけない…
これ以上柚月を傷つけたくない。
柚月の頭に顔を産めて、シャンプーと、多分体内からでている甘い匂いを嗅いで、軽くキスを落とした。
「父さん…」
「どうしたの?」
「ごめんなさい」
「んー?どうして?」
「怒らない?」
「うーん、それは解んないけど、ちゃんと言ってくれなかったら怒るよ?」
「えー、それじゃ僕逃げ場ないじゃん」
「逃げ場ってなんだよ。ほーら、ちゃんと言いなさい」
少しもじもじしてから俺のスーツの袖を引っ張りキッチンまで俺を引っ張って行った。
「これ…」
そう言って指を指した先は…皿ごと食物が入ったゴミ箱だった。
「これは何んだ?」
「ぅ…」
思ったよりドスが効いたひくい声が出てしまったせいで俺を怒らせたと思ったのか、
大袈裟にビクついて
ふるふると涙を浮かべながら俺の袖をさっきより強く握った。
「ごめんなさい…」
恐がらせないようにしゃがみ込んで、下から柚月の顔を覗き込み出来るだけ優しい声で事情を聞いた。
「僕…優香さんがせっかく作ってくれたやつ…
美味しかったけど…
父さんに食べさせたくなくて…
僕…優香さんに負けたくなかったからっ…
ごめ…なさ…」
唇を強く噛んだのか、ダラっと血が滲んできて、声を殺し泣き始めた。
嫉妬なのかな?
柚月は…本当に俺をそういう意味で好きなのかな?
色んな疑問が次々と出てくるけど…
そんな事よりも、
俺の前で
俺だけを見つめて
俺の事を考えて泣いている
この存在が物凄く愛しく感じて
ああ、まだ俺を想ってくれてるんだなと
安心感と
罪悪感も同時に感じて…
でもそんな事を考える程俺の理性は強くなくて、
知らない間に体が勝手に動き
柚月の口を自分ので塞いでいた。
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