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《緩やかな決着》46
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不意にクスっと笑ってアキラは囁く…
「お前って妙に丁寧だよな…」
「そんなことは…」
首を傾げて呟くみずき…
「もっと手荒に扱ってもいいんだからな?」
微笑みながら言うアキラ。
「そんなことは出来ない…アキラが大切だから…手荒な真似は出来ない…」
アキラのその言葉には、はっきり答えるみずき。
「ふ…お前に愛される人は幸せになれるだろうな…」
ふと、そんなコトバが零れるアキラ。
それは…自分ではないけれど…
「…え?」
「オレが幸せだってこと…」
深い意味を悟られないよう…みずきを喜ばせる為…そう囁いてみる。
「そうか…よかった…本当に、俺もアキラと居れて幸せだと思ってるから」
アキラが幸せに思っているなら、これほど嬉しいことはない…
自然と笑みが零れる。
「…やっぱ、恥ずかしい奴」
素直に喜ぶみずきを見て…チクッと胸の奥が痛むアキラ。
その気持ちを…また裏切る自分だから…
「あ、そうか…すまない」
何も知らず苦笑いするみずき。
「ううん…そうゆうの、言葉に出来るのはいいことだと思うから…謝らなくていい」
みずきの頬に右手で触れながら…
「あぁ…アキラ、愛してるから」
アキラにそっと口付けしながら…服のボタンを外し、素肌へと触れていくみずき。
「ん…」
微かに頷いて…みずきの服のボタンも外す。
「アキラ…」
優しく囁きながら…みずきはアキラの身につけているものを脱がせていく…
優しく愛撫する手…
みずきの体温を感じながら…アキラは心の奥で思う。
あと何回…みずきとこうして身体を重ねることができるんだろう。
みずきと一緒にいることが出来るんだろう。
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