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《遠退く想い》5
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「ルードの好きなようにしたらいいよ、今日は付き合うから…」
そんな元気なルードとのひとときを純粋に楽しむアキラ。
ルードが作ってくれたお昼を食べて、街ヘと出掛ける。
映画を見て買物して、ゲームセンターで遊んで…
付き合ってた頃のように…
同じ時を楽しく過ごす。
「次、どこ行こうか?って…アキラ、大丈夫?」
ルードはまだまだ元気いっぱいだけど…
アキラはさすがに疲れてきて、いったんベンチに座って休憩する。
「うん、久々に歩いたからちょっと疲れたかな…」
苦笑いでそう伝える。
やっぱりルードとは合わせられないな…
体力がついていかない…
ちょっぴり心で寂しく思いながら…無理はできない身体を休める。
「そっか、ならウチ寄ってかない?ここからそんなに遠くないし、休んで帰ったらいいよ」
ルードは思いついたようにアキラを誘う。
「うーん、さすがに家までいったらみずき怒るだろうし…」
たぶんデートだけでも気分良くない筈だから…
心配かけすぎて胃を悪くさせたくないし…
そう断るアキラだが…
「じゃみずきも呼んでいいから、あとヨシも呼ぼっか…」
ルードは気にするでもなく、みんなを呼ぼうと提案する。
「えー、」
ヨシの名前が出てアキラは少し難色を示す…
「はは、ヨシは駄目?」
ルードが笑うと…
「…ルードが呼びたいなら…」
首を傾げて答えるアキラ。
「うん、だってヨシとアキラいたらケンカしておもしろいからな!」
面白がるように言うルードに…ため息をついてしまう。
「あのな…」
「じゃ俺、ヨシに連絡するからアキラみずき呼んで」
ルードはさっさと決めて携帯電話を取り出してかけはじめる。
「はいはい…」
頷いてアキラは仕事中なみずきにメールで聞くことにする。
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