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《最後の夜》2
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本当はこんなことは滅多にしないけど…
限られた時間の中で出来るだけお礼がしたいから…
そう心の内で思いながら答える。
「いや充分上手だ、それにアキラの手料理が食べれて嬉しいよ」
みずきは思ったままの気持ちを伝える。
「ばーか、まだ美味いかもわかんねーのに」
苦笑いしつつ言い返す。
「作ってくれただけでもすごく嬉しい」
優しい笑顔をむけて言葉をくれるみずき。
「あっそ、じゃ早く食べろよ」
あまり言われると気恥ずかしくなってきて、そっけなく促すアキラ。
「あぁ、いただきます」
そんな様子のアキラも可愛いな…と心で思いながら、アキラの手料理を勿体無い気持ちで食べ始める。
「はいはい、」
アキラもいただきますをして食べ始める。
「うん、美味い。このフライ、アキラが揚げたのか?」
フライに口を付けすぐ感想を伝える。
「そ、揚げたてはやっぱ美味いよな」
「すごい、今度教えてくれ、揚げ物も」
なんでもこなせるアキラを尊敬しながら、見習おうと頼んでみる。
「みずきに出来るかなぁ」
微笑みながら試すように首をかしげる。
「が、がんばるから」
「そこまでしなくてもいいんじゃないかな、料理は適度に出来てればさ、あんま出来すぎてもモテないかも」
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