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想い※歩視線
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耳元で聞こえるれーやの声に、息に頬が染まる
思わず出た言葉を上手く繕えたらいいのにバカな俺にそんなことできるはずもなくて…
「お願い…今のどういう意味で言ったのか教えて…。」
なんて抱き締められながら懇願されてしまえば諦めるしかない。
息を小さく逃がし、肺に空気を入れ顔を上げてれーやの瞳をみつめ言った。
「れーやのことが気になるんだ…。その、友情てきな…気持ちとかじゃ、なく、て…。」
それだけで精一杯だった。
顔を背け全神経を耳に集中させれーやがなんて言うか、ただそれだけに耳を傾けていた。
しかし暫く経っても声どころか吐息も聞こえない。
流石に不思議に思ってそろり、とれーやを見上げると顔を赤く染め手を口に当て俯いていた。
ずるい。
そんな反応されたらバカな俺は勘違いしてしまうじゃないか。
こんな俺の突拍子のない発言を気持ち悪いと言うどころかどこか嬉しげにされてしまってはれーやも同じような気持ちを抱いてくれたのかもしれないなんて思ってしまう。
そんなバカな考えを振り払い腕から抜けようと押し返すがびくとも動かない
不信に感じれーやを窺い見ると真っ直ぐに俺を見つめていた
今までに見たことない真剣な顔を向けられ心拍数があがる
「それって思い上がってもいいの?」
そう聞いてくる声は不安げにか細く揺れていて目も心なしかいつもより潤んでみえた
※※※※
いつぶりの更新だよって感じですね
お久しぶりです。
また少しずつ更新していきたいと思います
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