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逆ナン2
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怜緒side
「あのウザいやつらもどっか行ったしぃ、お兄さんたち一緒にどっか行かない?」
アイツら逃げたな・・・めんどくせ。
「ホテルとかぁ?」
てか、未緒口調変わってたし。あの事があってから、もう2年か・・・未緒、笑那にどうやって説明すんだろうな・・・
「ねぇ、聞いてるぅ?」
「怜緒・・どうする?」
どうするって・・・
「どうする・・・?」
「いや、それ俺がさっき聞いた質問・・・・まぁ、未緒と笑那の事悪く言ったのは許せないかなー。」
「えぇ~。許してくれないのぉ?」
キモいキモいキモい、
「うん、許さない。」
莱那、ホント面白れぇ性格してるよな。
「とりあえずさぁ・・・怜緒から離れてくんない?汚れる。」
「え、なに・・」
「・・・莱那、こっち来い。」
「んー、」
ちゅっ
「はぁ?ホモとかマジきめぇ、」
いや、お前の存在がキモい。もう2度と来んな!!!
「もー怜緒大胆!!」
「うっせ。」
「あのさ・・・・1個聞いて良いかな。」
未緒の事だろうな。
「未緒、なんで口調変わってたの・・・?いや、外だからかなって思ったんだけど、学校でいつも通りのハイテンションだし、それは違うって思って。」
「・・・莱那、今から言うこと絶対笑那に言うなよ?未緒が話すまでは・・・絶対。」
「・・・うん。」
「未緒、虐待されてたんだよ・・・」
「・・・・うそっ」
「俺は、何もなかったのにアイツだけ。」
それだけじゃない。
「莱那、お前、虐待=暴力だと思ってるだろ?」
「・・・・・うん」
「性的虐待・・・って聞いたらわかるか?」
「・・・・っ、怜緒・・?」
「父親がな・・・何でかは知らねぇ、つか、知りたくもねぇ。」
「・・・じゃぁ、そのお父さんは・・」
「俺が、牢屋にぶち込んだ・・正確には通報しただけだけど。ほんと、知らなかったんだよ・・あんなの見たくもなかった、母さんが俺の部屋に来て絶対行っちゃダメだって言ってくれたのは覚えてる、それでも・・・兄貴だから・・怖いとかそんなんより未緒を守らねぇとって気持ちの方が大きくてさ・・・」
「れお、そんなつらそうな顔しないでよ・・っ」
「・・・あんな未緒、もう2度と見たくねぇ・・・・・未緒最初は・・片倉っつったらわかるだろ・・・」
「片倉って、片倉蓮矢?」
おー有名ww流石ヤンキー、多分俺らの高校で知らない奴いないだろうな。
「・・・そう。・・・アイツみたいな性格だったんだよ。」
「ていうか、なんでれん〝にゃん〟と知り合い??」
知り合いかよwつか、れんにゃんってwwww今度弄ってやろww
「言ってなかったなwwははっアイツ、俺らのい、とこ。やっべww」
「マジか・・・怜緒笑い過ぎだって・・・ていうか、信じらんない。未緒、全然性格違うじゃん。」
「はぁー・・・わり・・だろうな、アイツが変わった理由なんか知らねぇけど、多分。昔の自分を忘れたかったんだろうな。」
少しの間だけど、俺と母さんと蓮矢以外とは話せなかったしな。アイツが、笑那の事好きだって聞いたときは、正直嬉しかった。
「・・・うん。」
「なんかごめんな、こんな話して。莱那、未緒にも言うなよ。」
まだ、覚悟ができてねぇだろうから。
「わかってるよ。」
「じゃ、行くか。」
「うん。」
*
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